標津線 奥行臼駅 廃駅
- 乗り物
JR北海道_標津線の奥行臼駅(北海道野付郡別海町奥行)がその歴史に幕を下ろしたのは1989年4月30日。標津線の廃止に伴う廃駅でした。
1933年に国有鉄道の一般駅として開業。ここが当駅の歴史の始まりです。そのあと貨物用側線の廃止、駅の無人化、1987年の国鉄分割民営化などの歴史を繋ぎました。
かつては単式プラットフォーム(1面1線)と、貨物積降線1本、プラットフォームの外側に留置線を備えた大きな規模の駅でした。駅名は所在した「奥行」という地名に由来します。木造駅舎、線路は廃止時のまま大切に保存されており、側線も復元されています。駅舎・詰所とホームは、別海町の有形文化財として指定されております。
明治末期から入植が行われた奥行臼地区の交通拠点として大きな役割を果たした奥行臼駅。北海道開拓の歴史ロマンを体感できる貴重な駅といえそうです。ゆかりのある方もそうでない方も一度現地を訪問されてはいかがでしょうか?きっと歴史の重みを感じ取れることでしょう。
(2020年4月執筆)
ロマンあふれる美しい駅です。
まるでタイムスリップしたかのようです。
これからもその美しい姿で私達を楽しませて下さい。
PHOTO:hina様
VIDEO : いいじまみのる 様