函館本線 神居古潭駅 廃駅
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静かな山間に佇む函館本線の神居古潭駅(北海道旭川市神居古潭)は、1901年12月5日に簡易停車場として設置された歴史ある駅です。神居古潭駅といえばその特徴ある駅舎が有名。1910年に建築された駅舎は、西洋建築意匠を導入した当時の特徴を多く残すものとして知られています。下屋柱頭装飾や玄関三角形ペジメント妻壁装飾など、いたる所に当時の趣きを感じられる作りとなっていました。
北海道における鉄道の歴史の礎を築いたともいわれる同駅ですが、1960年には貨物の取り扱いを廃止。1969年9月30日には営業を終了し、およそ68年に渡る歴史に幕を下ろしています。しかし廃駅後の1989年には駅舎が復元され、旭川市の文化財として指定されました。
現在も憩いの場として多くの人が足を運ぶ神居古潭駅。ゆかりのある方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
(2020年5月執筆)
今すぐここに行ってみたい。そんな気分になる駅舎ですね。
美しい歴史が永遠に引き継がれますように。
PHOTO:takahumikawasaki様