士幌線 糠平駅 廃駅
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1987年3月23日をもって、糠平駅(北海道河東郡上士幌町字糠平)が士幌線の廃止に伴い廃駅となりました。
糠平駅は、士幌町の緑豊かな大自然に囲まれた場所にあった駅。開業当初は士幌線の清水谷駅から当駅まで開通し、2年後には十勝三股駅間が開業したことで中間駅となりました。その後ダム湖建設のためこの場所へ移転しましたが、利用客減少のため廃止へ。現在は駅舎跡が「上士幌町鉄道資料館」となり、その隣に足こぎトロッコが運行しています。森の中へ吸い込まれるように走る線路が神秘的だと、鉄道ファン以外にも多くの観光客が訪れる場所となっています。
当駅の開業は1937年。50年間に渡りたくさんの乗客を目的地へと運んだ当駅。廃駅となってもなお新しく生まれ変わった糠平駅の歴史は今後も語り継がれるでしょう。同駅にゆかりのある方もない方も、この場所に一度足を運んでみてはいかがでしょうか。きっと北の大地の歴史ロマンに触れることができます。
(2020年5月執筆)
これからも地域の人々の憩いの場所でありますように。
PHOTO:takahumikawasaki様