Final 2021年3月 記事留萌本線 大和田駅 廃駅かのイメージ画像 History 114年

留萌本線 大和田駅 廃駅か

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JR北海道_留萌本線の大和田駅(北海道留萌市大和田3丁目)が廃駅となる可能性が高まっています。沿線4市町でつくるJR留萌本線沿線自治体会議は2020年8月18日、沼田町―留萌市間の廃止・バス転換を容認することで一致したようです。留萌市にある当駅は2021年春をめどに廃駅の可能性が著しく高まっております。

1910年に大和田炭砿の所有者、大和田荘七の寄付により開業した当駅。当初は石炭輸送のための駅でした。ここが当駅の歴史の始まりです。そのあと1910年の鉄道院留萠線開通(深川駅 – 留萠駅間)、1949年の日本国有鉄道への移管、1987年の国鉄分割民営化などの歴史を経て現在に至るまで歴史を繋いできました。

北前船の船主でもあった大和田荘七氏。大和田銀行、大和田貯金銀行創設者として名を馳せた敦賀出身の大実業家です。氏も手掛ける石炭事業の一環として寄付されたという歴史を持つ当駅は留萌本線の中でも独特の設立経緯を持つといえそうです。

かつての大和田炭鉱は留萌炭田の中心。周辺地域は隆盛を極め1955年の閉山以前は、地域はにぎわっていたそうです。寂れてしまっている現在からは想像が難しいですが学校や病院、映画館など立派な都市機能が備えられていたとのこと。

ユニークな歴史を持つ大和田駅。いよいよ114年の堂々たる歴史の閉幕が近づいております。ゆかりのある方もそうでない方も一度現地を訪問されてはいかがでしょうか?

(2020年9月執筆)

 

シンプルな車掌車が静かにたたずみます。

 

大和田駅と藤山駅の間の区間を走るキハでしょうか。

 

長きに渡り本当にお疲れ様でした。

PHOTO:PIXTA

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