四賀村立会田中学校木造校舎 引退
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四賀村立会田中学校の木造校舎(長野県松本市会田518)はすでに学び舎としての役割を終えております。その堂々たる佇まいは現在も健在。地域にとって大切な場所であるようです。
1947年の学制改革により周辺に複数の学び舎が誕生しました。会田村立会田中学校、五常村立五常中校、中川村立中川中学校、錦部村立錦部中学校です。ここに当校の源流がありそうです。その後、1953年の各校の統合、1955年の四賀村発足に伴う四賀村立会田中学校への改称などの歴史を繋ぎます。
特筆すべきはその美しい木造校舎。長きに渡り地域の子供達を包み込むかのように守ってきた自慢の建物です。美しい自然環境に恵まれているだけでなく、歴史ロマン溢れる土地でもあります。この場所で行われた発掘調査で発見された殿村遺跡。室町時代の大規模な造成を物語ります。
長きに渡りこの地域を見守り続けてきた同校ですが、その歴史は移転先の松本市立会田中学校に受け継がれています。ゆかりのある方もない方も現地に運んでみてはいかがでしょうか。
(2021年3月執筆)