大野市立乾側小学校 閉校
- 文化・教育施設
大野市立乾側小学校(福井県大野市牛ケ原66-1)は、かつて福井県に存在した小学校です。同校の歴史の始まりは、1928年に乾側尋常小学校として開校したこと。閉校までに、2,063名もの卒業生が同校を巣立っていきました。
乾川小学校では、学校近くの田んぼで毎年米を育ててきました。ここで育てられた米は、京都市の醍醐寺に毎年献上されています。これは、かつて乾川小学校の周辺が同寺の荘園だった縁で10年以上前から続いている恒例行事。児童たちは、米作りを通して自然の恵みに感謝する心を育てられたとのことです。
残念ながら、乾側小学校は2021年3月31日に閉校し、惜しまれながら93年の歴史に幕を下ろしました。閉校に伴い、同年3月28日に記念式典や記念イベントが行われており、2020年度の卒業生3人と在校生に加え、地域の人々や同窓生などが集まり、学び舎に感謝と別れを告げています。同校にゆかりのある方は、ぜひもう一度この場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2021年5月執筆)