成田空港旧管制塔 解体/取壊
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成田空港旧管制塔の解体工事が開始されたのは2021年3月17日のこと。当年の8月には解体工事が完了予定です。
高さ64メートルの当管制塔の建設は1971年。この建物は歴史的に意味を持つ場所でもあります。いわゆる成田闘争で管制塔占拠事件(1978年3月26日)の舞台となった建物。空港建設の反対派6名が16階の管制室のガラス窓を割り室内に侵入し、機器などを破壊し立てこもりました。この闘争の影響で空港の開港は2カ月ほど延期となりました。
「この建物はよく覚えております。当時私は学生でテレビのブラウン管に映るこの建物の映像は鮮明に覚えております。この建物の解体は一つの時代の区切りになると思うのです。歴史がまた一つ消えてしまうのですね。月日の流れを感じます。長きに渡りお疲れ様でしたと伝えたいです。」東京都在住の男性の言葉です。
(2021年6月執筆)
長きに渡りお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA
VIDEO : TRAICY/トライシー 様
成田空港の建設反対闘争に迫ったドキュメンタリー作品です。
永久保存版としてお手元に確保されてはいかがでしょうか?