美作市立巨勢小学校 閉校
- 文化・教育施設
美作市立巨勢小学校(岡山県美作市巨勢1983)がその歴史に幕を下ろしたのは2006年3月末のことです。
当校の創立は1872年にまで遡ります。2006年の閉校に至るまで、実に134年間に渡り当地の子供達の成長を見守り続けました。現在でも1952年築の美しい木造校舎2棟が建つ美しい学び舎。当校が佇む美作市は県内有数のお茶所でもあり、中でも当校の校区の一つであった海田地区で産出されたお茶は「海田茶」として多くのファンに愛されています。美作の国真木山は岡山県内最古の茶栽培地と言い伝えられるほどの歴史を有し、岡山県内の農産業史上も重要な場所と言えそうです。
2006年に学び舎としての歴史は途絶えてしまいましたが、地域の有志の方々が当校を地域活性化の拠点とすべく奔走されているそうです。そして当校の運動場はサッカースクールの拠点として活躍中。当地の子供達が元気に駆け回っているそうです。ゆかりのある方はもう一度この場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。美しいお茶の産地に佇む学び舎の確かな歴史を感じ取れることでしょう。
(2021年6月執筆)
長年に渡り地域の子供達の登下校を見守り続けました。
沢山の思い出がつまった校舎です。
これからも地域の大切な拠点としてご活躍下さい。
PHOTO:くろうさぎ様
引用: ryuryu8008 様