群馬県立藤岡高等学校 閉校
- 文化・教育施設
群馬県立藤岡高等学校(群馬県藤岡市藤岡1485)がその歴史に幕を下ろしたのは2007年3月末のことでした。当校の起源は、1897年創立の群馬県尋常中学多野分校に遡りますので、実に110年の長きに渡り、地域の高等教育を担ってきた学び舎の終幕でした。
当校には男子学生のみの全日制と、男女共学の定時制がありました。広い校地に校舎やグランド、体育館のほか、セミナーハウスやトレーニング専用棟などの充実した設備が整えられており、部活動も活発に行われていました。創立90周年の記念事業として設置された藤高博物館には、トキやアホウドリなどの標本が展示されていました。
閉校後、若者たちの思い出が詰まった建物は残り、新しい役割が与えられました。学び舎として役割を終えた当校ですが、藤岡市総合学習センターとして、生涯学習の場、文化・スポーツ活動の拠点として地域の人々の生活に彩を添えています。
当校にゆかりのある方は、今一度この地を訪れてみてはいかがでしょうか。
(2022年1月執筆)
確かにここに学び舎が存在した。その証です。
卒業生・先生・地域住民など関係者様の心の中に、美しい思い出が永遠に記憶されますように。
PHOTO: 廃校5000 様
著名ミュージシャンの氷室京介氏。当校の卒業生であるそうです。
永久保存版としてお手元に確保されてはいかがでしょうか。