【いすみ鉄道】 キハ28形急行型気動車2346号 定期運用終了
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2022年11月27日。この日がいすみ鉄道キハ28形急行型気動車2346号の定期運行最終日になりそうです。
いすみ鉄道キハ28-2346のデビューは1964年の国鉄時代にまで遡ります。当初は北陸・山陰地域で活躍した同車両。その後、国鉄分割民営化後にJR西日本に継承され2011年の引退まで活躍しました。そしていすみ鉄道に譲渡された2013年に当地での運行が開始されました。現役として活躍する国鉄キハ58系唯一の営業車両として日本全国の鉄道ファンに愛されている車両です。
「この車両のエンジンは製造当初のオリジナルのDMH17H型なのです。昭和の鉄道ファンにとっては実に懐かしい音です。千葉の素朴な自然をとことこ走るキハ28-2346の姿は心に染み入るものでした。ついに定期運行終了とのことですが、やはり寂しいです。すっかり当地の景色になっていたものですから。残り半年程度の期間内に何回乗車できるかどうか。必ずこの車両に乗り込みに行きますからね。」東京都在住の鉄道ファンの言葉です。
いすみ鉄道キハ28-2346。この車両も日本の鉄道史に確かな足跡を残し、その歴史のファイナルラップを刻み始めました。
(2022年4月執筆)
半世紀以上に渡る堂々たる歴史を有する美しい車両です。
懐かしい思い出が蘇る方もいらっしゃるのではないでしょうか。
多くの人々の大切な思い出を詰め込んでその歴史の幕を下ろします。
PHOTO:PIXTA