【JR北海道】キハ281系気動車 定期運用終了
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北海道各地で活躍するキハ281系特急型気動車は2022年9月30日をもって定期運用終了します。
キハ281系のデビューは1994年3月。制御付き振子式気動車として「スーパー北斗」の車両として採用されたことをその歴史の起源とします。スピードを落とさずにカーブを走ることが可能な振子式の特性が最大限生かされており、高速車両として名を馳せます。函館・札幌間で3時間を切る到達時間を達成するなどその韋駄天ぶりが鉄道ファンの心を揺さぶりました。
「覚悟はしていましたが、ついにこの時が来てしまいました。私はスピードのでる乗り物が大好きなのです。この車両が美しい北の大地の白銀の世界を疾走する姿には魅了されました。もちろん実際に切符を購入し、広い北海道の旅を楽しんだりもしました。いよいよその歴史の最終コーナーをまわるのですね。きっとスピードを落とさずに最後のカーブをまわるのだと思います。多くの大切な思い出をいただきました。今までありがとう。」東京都在住の鉄道ファンの言葉です。
キハ281系特急型気動車。日本の鉄道史に確かな足跡を残してその役割を終えます。
(2022年6月執筆)
北の大地によく似合う美しい車両でした。
懐かしい思い出が蘇る方も多いのではないでしょうか。
多くの人々の思い出を詰め込んでその美しい歴史の幕を下ろします。
PHOTO:PIXTA