八重洲ブックセンター本店ビル 閉館/取壊
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八重洲ブックセンター本店(東京都中央区八重洲2-5-1)がその役割を終えます。2023年3月をもって当地における独立店舗としての歴史の幕を下ろします。
同ビルの開業は1978年。東京駅前という一等地に佇むビルは当地を代表する建物の一つでありました。地下1階地上8階の建物全体が書店機能を有し、約100万冊の在庫を擁することでも知られます。
「最近はインターネット通販での書籍購入が中心となってきましたが、私はやはり書店に足を運び本を探すのが好きです。この書店はとにかく種類が豊富で退屈しません。各種フィールドの専門家やマニアさんを満足させてくれる本屋さんは日本広しといえどそうあるものないと思うのですが、ここはその一つだと思います。この建物も引退の時期なのですね。少し時間がありそうですね。久しぶりに現地に足を運ぼうと思います。」埼玉県在住男性の言葉です。
多くの人に大切な思い出を与えてくれただけでなく当地における文化発信の拠点でもあった八重洲ブックセンター本店ビル。開発が進み大きくその姿を変えそうな東京駅前の光景ですが、この景色を望めるのも残り半年程度。ゆかりのある方は一度現地に足を運び、いままで当たり前であった景色を永遠の記憶として心に焼き付けてはいかがでしょうか?
(2022年9月執筆)
PHOTO:Google Earth
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