兵庫県立吉川高等学校 閉校
- 文化・教育施設
兵庫県立吉川高等学校(兵庫県三木市吉川町渡瀬300-12)が、2025年3月末に閉校となることが発表されました。学校再編計画のため、当校と三木北高等学校、三木東高等学校の3校が統合され、新校が開設されるとのことです。
当校の起源は、1948年(昭和23年)の兵庫県立有馬高等学校吉川分校の開校までさかのぼります。開校以来、農業科や家政科が置かれていた当校ですが、1974年(昭和49年)に全日制普通科の学校として独立しました。2013年(平成25年)には情報キャリア類型として情報技術を専門的に学ぶコースも加わり、約半世紀にわたって学びの場としての歴史を積み重ねてきました。
高校としては比較的小規模な当校ですが、それを生かして習熟度別授業や少人数授業などが取り入れられており、一人一人に合わせたきめ細やかな指導ができてるとのことです。ボランティア活動などを通して積極的に地域との交流が行われている点も当校の特色です。
当校の学び舎が建つ三木市吉野町は、なだらかな丘陵地に田園地帯が広がり、日本酒の原料である山田錦の産地としても知られています。近年、当校を含む三木市では生徒数の減少が進んでおり、学習環境の維持・発展のため、学校の統合が計画されました。
当校に縁のある方は、今一度、この地を訪れてみてはいかがでしょうか。
(2022年9月執筆)