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【南阿蘇鉄道】立野駅舎 解体/取壊

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南阿蘇鉄道の立野駅舎(熊本県阿蘇郡南阿蘇村大字立野)が解体されます。2016年の熊本地震により甚大な被害を受けた南阿蘇鉄道。現地では「創造的復興」が進んでおります。この計画の一環の中で立野駅とその周辺の再開発が実施されますが、それに伴い立野駅とその周辺の景色は大きく変わります。

立野駅の開業は1916年。宮地軽便線開業に際し、同線の終着駅としてその歴史の歩みを始めます。その後、南阿蘇鉄道に転換(1986年)、国鉄分割民営化(1987年)などの歴史を刻みます。そして現在に至るまで当地の交通の要所としての歴史を繋いでいます。地域住民にとって大切な心の拠り所であるだけでなく、個性的な駅本屋の雰囲気に魅了された鉄道ファンは日本全国に存在しているとのことです。

2023年に予定される南阿蘇鉄道全線開通。この機に歩調を合わせる形で当駅のアイコンでもある駅本屋は解体され、新しく橋上駅舎が建設される予定です。ご興味のある方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。きっと在りし日の美しい営みを感じ取ることができるはずです。

(2023年1月執筆)

 

立野駅

実に雰囲気のよい駅です。

 

立野駅

多くの方々の思い出を詰め込んで、その歴史の美しい幕を下ろします。

PHOTO:PIXTA

 

 

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