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端島

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  • 建物・施設

端島(長崎県長崎市高島町)は長崎にある島であり軍艦島の愛称で知られます。1810年頃石炭が発見された後、1890年に三菱が島全体と鉱区の買取を行って本格的に石炭の発掘が開始されています。端島炭鉱の石炭は非常に良質であり、軍艦島は日本における近代文明化を支えてきた場所のひとつです。

石炭出炭量が増えるとともに島も成長を遂げ、1960年には5,267人が住んでいたという記録もあります。島の中には学校や病院、派出所、寺院、映画館などがあり、島全体がまるで家族のように過ごしていたといわれています。

しかし、主要エネルギーが石炭から石油に移り変わったことにより端島炭鉱は1974年1月15日に閉山し、本格的な採掘開始から84年の歴史に幕を下ろしました。島民も全て島から離れて無人島となっていますが、2015年には世界遺産に登録されたこともあり保存に力が入れられています。現在は一般立ち入りが解除されたことからクルーズに参加することによって軍艦島を訪れることができます。興味のある方は一度この島を訪れてみてはいかがでしょうか。

(2023年3月執筆)

小さな島の中にすべての生活施設が整備されていたそうです。

 

在りし日の営みを今に伝える貴重な産業遺産です。

PHOTO:PIXTA

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