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蹴上発電所

  • 建物・施設

蹴上発電所(京都府京都市左京区粟田口鳥居町1)は、琵琶湖疏水を使用した日本初の一般供給用水力発電所です。1891年に第1期発電所が運転を開始し、発電された電力は京都の街灯だけではなく工業用の電力、さらに電気鉄道で使用されるなど、産業の近代化に大きな役割を果たしました。

現在は、1912年に完成した第2期蹴上発電所の建物が保存されており、見学も可能。第1期発電所は第2期発電所の完成に伴って取り壊しが行われ、運転開始から21年の歴史に幕を下ろしています。その跡地に建てられた第3期発電所では現在も発電を行っています。

この蹴上発電所は、2016年に電気・電子に関する歴史的偉業に送られる「IEEEマイルストーン賞」を受賞しています。興味のある方は、ぜひ日本の近代化に貢献した蹴上発電所に足を運んでみてはいかがでしょうか。

(2023年4月執筆)

蹴上発電所

当地ならではの光景です。

 

蹴上発電所

京都市左京区にも歴史ロマンあふれる史跡が存在します。

PHOTO:PIXTA

 

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