猿橋
- 建物・施設
日本三奇橋のひとつとして数えられる猿橋(山梨県大月市猿橋町)は、山梨県の桂川にかかっている橋。長さ30.9m、幅3.3m、水面までの高さが31mであり、橋脚が1本もない「刎橋(はねばし)」として知られています。
猿橋はその構造が珍しい上に造形的にも美しくことから、江戸時代の浮世絵師である歌川広重の作品にも登場し、さらに国の名勝に指定されています。ちなみに猿橋の起源は西暦600年ごろともいわれています。
古来から多くの人が渡ってきた猿橋ですが、一部が架け替えられ復元も行われています。現在の橋は1984年に復元されたもので、実際に渡ることもできます。興味のある方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2023年3月執筆)
日本三奇橋のひとつとして知られます。
PHOTO:PIXTA
浮世絵師「歌川広重」が全国の名所を描いた晩年の人気シリーズ「六十余州名所図会」。
猿橋も描かれています。永久保存版としてお手元に確保されてはいかがでしょうか?