【函館本線】中ノ沢駅 廃駅
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JR北海道函館本線の中ノ沢駅(北海道夕張市滝ノ上)が廃駅となる可能性が高まっています。既に北海道新聞から「1日の平均乗車人員が3人以下の無人駅42駅の廃止を検討している。」と報じられており、中ノ沢駅に関しては2024年ダイヤ改正での廃止が検討されているとのことです。
中ノ沢駅は1904年、北海道鉄道の紋別駅としてその歴史の歩みを始めます。ここが当駅の鉄道駅としての起源となります。その後、鉄道路線国有化・中ノ沢駅への改称・駅の無人化・国鉄分割民営化などの歴史を繋ぎます。開設以降以来長きに渡り当地の交通の要所として活躍してきました。かつては混合ホーム2面3線を擁していましたが、現在は単式ホーム2面2線の地上駅。ヨ3500形車掌車改造の待合所が設置され、ホーム間は構内踏切を利用して移動します。
1世紀を優に超える期間に渡り当地の大切な交通の要所であった中ノ沢駅。現在の光景に残された時間は予想よりも短いのかもしれません。ご興味のある方は一度現地に足を運ばれてはいかがでしょうか。
(2023年6月執筆)
追記・・愛山駅は2024年3月15日をもって廃止となります。 (2023年12月)
見慣れた景色に終わりが近づいているようです。
年々その数が減少するヨ3500形車掌車改造の待合所です。
地域の歴史を背負ってきた大切な存在です。
PHOTO:PIXTA