宝珠山橋梁
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宝珠山橋梁(福岡県朝倉郡東峰村宝珠山1870-3)とは、福岡県を走るJR日田彦山線にある鉄道橋のことです。この路線の筑前岩屋駅~大行司駅間には3つのめがね橋がありますが、そのうちの1か所が宝珠山橋梁。この橋は、「奈良尾橋」とも呼ばれています。
1938年に作られた宝珠山橋梁は橋長79.2m、径間14mの5連アーチ橋となっています。この橋があるJR日田彦線は、かつて筑豊で産出された石炭や石灰石を運搬する路線として活躍しました。その史実を踏まえ宝珠山橋梁は経済産業省の近代化産業遺産として登録されています。
シンプルなシルエットではあるものの美しい山々と調和したデザインで、美しい連続したアーチが今なお多くの人々を魅了します。夜間のライトアップが行われることもあり、人気の訪問スポットとなっているそうです。興味のある方はこちらの場所にぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2023年5月執筆)
周辺の景色と調和した美しい橋梁です。
福岡県朝倉郡東峰村の地にも歴史ロマンあふれる近代化産業遺産が存在します。
PHOTO:PIXTA