【上越線】八木原駅舎 取壊
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上越線(JR東日本)の八木原駅舎(群馬県渋川市八木原1145)が解体されます。
1921年に国鉄上越南線の駅として開業した八木原駅。吉岡町北部や榛東村への玄関口としても利用され、地域の交通の要所として活躍しています。単式ホーム1面1線、島式ホーム1面2線のホームを有する地上駅で、互いのホームは跨線橋で連絡しています。
瓦葺の木造平屋建て駅舎は開業時の面影を今に伝えるレトロな雰囲気に満ち溢れ、当地利用者の日々の生活を暖かく見守ってきました。
長きに渡り当地住民や鉄道ファンに愛されている歴史ある駅舎ですが、その利便性やバリアフリーにかかる課題等も指摘されていました。そして駅舎や駅前ロータリーを含む周辺一帯の改修が正式に決定。既に東西自由通路建設事業が進行中です。新らしく駅舎が建築される予定であり、それに伴い現駅舎は長年の歴史の幕を下ろします。
当たり前であった景色はもうすぐ消滅します。思い出をお持ちの方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。きっと懐かしい記憶が蘇ることでしょう。
(2023年9月執筆)