芸予要塞
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瀬戸内海の小島にある芸予要塞は、瀬戸内海の来島海峡線に設置されたかつての大日本帝国陸軍の要塞です。当時、日露戦争が予想されたため、ロシア海軍の侵攻防御目的で1897年に建設が開始され、築かれました。豊予海峡の幅が広かったため、瀬戸内海に浮かぶ小島の地に芸予要塞建設が計画され、6箇所に砲台が設置されたという史実を有します。
小島には巨費を投じて造った砲台の他、赤煉瓦の兵舎・火薬庫などが当時の姿を残します。当時の日本の緊張感を今に伝える貴重な戦争遺跡です。ご興味のある方は一度現地に足を運ばれてはいかがでしょうか。
(2023年11月執筆)
砲台跡です。
PHOTO:PIXTA