丸の内TOEI 閉館
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丸の内TOEIは、東京都中央区銀座にある、東映が運営管理する映画館で、「丸の内TOEI①」「丸の内TOEI②」の二つのスクリーンを備えます。1960年に「丸の内東映」「丸の内東映パラス」の2つのスクリーンを擁する直営劇場としてその歴史の歩みを始めたことを起源とします。
名称変更等を経ながらも、一貫して当地の芸術文化拠点の一つとして多くの映画ファンに親しまれてきました。現在も多くの方々が足を運ぶ人気の施設ですが、当局より「2025年の夏の興行をもって営業を終える」旨の発表が正式になされました。施設の老朽化と地域の開発計画がその理由のようです。
「学生時代からたまに足を運ぶ映画館です。最近はこの辺りの開発も進みましたが、この映画館のあたりは昔の雰囲気が残ります。自分の人生の節目で訪れた場所のような気がします。閉館と聞いて、それは寂しい思いがこみ上げてきましたよ。あと一年ですとのことですので、必ずこちらで何度か映画を鑑賞しようと思います。」都内在住女性の言葉です。
ご興味のある方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。時代を駆け抜けた映画館の美しい営みを感じ取る機会となることでしょう。
(2024年5月執筆)
多くの人々の思い出を詰め込んで、最後の1年を駆け抜けます。
PHOTO:PIXTA