北炭赤間炭鉱
- 建物・施設
北炭赤間炭鉱は、北海道赤平市の炭鉱産業の重要な一部でした。1938年に開鉱し、急速にその規模は拡大します。1970年前後の最盛期には、約53万トンを出炭。多くの従業員数を抱える等地域は隆盛を極め、赤平市の代表的な炭鉱の一つとなりました。しかし、その後、エネルギー革命による炭鉱の合理化が進み、1973年に閉山しました。
35年にわたって排出されたズリが積み重なってできた山には、赤平市が開基100年記念事業として階段と展望台が整備されました。北炭赤間炭鉱の遺構として、ズリ山と原炭ポケットの一部は姿を残し、赤平市の重要な炭鉱遺産として保存活用されています。階段数777段はズリ山としては日本一とされるようです。ご興味をお持ちの方は是非一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2024年10月執筆)
歴史ロマン溢れる当地ならではの景色と言えそうです。
PHOTO:写真AC