【留萌本線】 真布駅 廃駅
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JR北海道留萌線の真布駅 (北海道雨竜郡沼田町字真布)の歴史の閉幕が近づいています。
北海道の道央にある深川市と日本海側の留萌市を結ぶ留萌線に真布駅は静かに佇みます。同駅は、深川駅から数えて6番目の駅。1956年に開業し、かつては仮乗降場だったため駅舎はなく、無人駅で、短いホームには板張りの小さな待合室だけ。駅から少し離れた所に民家が7~8軒が散在していて、広大な平野にポツンと駅が存在します。待合室は老朽化していますが、長年、多くの乗客を雨風や寒さから守ってきました。当駅からは正面の平原に白鳥が戯れる姿を見ることができ、この姿を一目みようと足を運ぶファンも少なくないようです。
この可愛らしい駅を目的に訪れる観光客もいますが、留萌線の利用者は年々減少し、2017年にJR北海道が発表した統計によると、同駅の利用者は1日当たり平均1.8人となっています。留萌線は廃止が検討されていますが、存続の可能性についても模索されているようです。
(2020年9月執筆)
冬の真布駅です。豪雪に耐え忍ぶという表現がぴったりです。
北海道の広大な大地に佇みます。この光景も時間の限りがあるものなのでしょうか。
PHOTO:PIXTA
追記・・沿線4市町でつくるJR留萌本線沿線自治体会議は2020年8月18日、沼田町―留萌市間の廃止・バス転換を容認しました。沼田町にある当駅は2021年春をめどに廃駅となる可能性が著しく高まっております。(2020年9月)
追記・・北海道新聞によると留萌本線(JR北海道)の石狩沼田・留萌間が2023年3月末で廃止される方向であることが発表されました。(2022年8月)