Final 2023年3月31日 記事【留萌本線】藤山駅 廃駅のイメージ画像 History 113年

【留萌本線】藤山駅 廃駅

  • 乗り物
  • 建物・施設

JR北海道留萌本線の藤山駅(北海道留萌市大字留萌村藤山)が111年の歴史に幕を下ろす可能性がたかまっています。

北海道の道央にある深川市と日本海側の留萌市を結ぶ留萌線に藤山駅があります。深川駅から数えて10番目の藤山駅は、1910年に開業しました。藤山という駅名は町名でもあり、農場主の藤山氏に由来しています。かつては有人駅でしたが、現在は無人駅となっています。無人駅では駅舎の簡易化が進む中で、同駅では木造板張りの駅舎が残ったままになっています。

開業当時の駅舎の一部は取り壊されましたが、待合室は当時の形のままで、今なお鉄道ファンを魅了しています。駅周辺には民家があるものの、留萌線の利用者は年々減少し、2017年にJR北海道が発表した統計によると、同駅の利用者は1日当たり平均0.2人となっています。現在、留萌線の廃止が検討されており、同駅の駅舎を一目見ようと訪れる観光客もいるようです。

(2020年8月執筆)

追記・・沿線4市町でつくるJR留萌本線沿線自治体会議は2020年8月18日、沼田町―留萌市間の廃止・バス転換を容認することで一致したようです。よって留萌市にある当駅は2021年春をめどに廃駅の可能性が著しく高まっております。(2020年9月)

追記・・留萌本線(JR北海道)の石狩沼田・留萌間が2023年3月末で廃止される方向であることが発表されました。(2022年8月)

 

大自然に溶け込む建屋です。

 

美しい無人駅です。

 

冬季の厳しい風雪に耐え続けてきた建屋です。

PHOTO:PIXTA

 

 

駅前には藤山開拓之碑が佇む同駅。1900年初頭。留萌本線の敷設が進められた際に、駅用地を提供した藤山要吉氏にちなみ建立された記念碑です。地名と駅名の由来のようです。この機に北海道開拓の歴史を確認してはいかがでしょうか?

渡辺謙氏、吉永小百合氏、豊川悦司氏などの人気俳優陣が北海道の開拓の物語を彩ります。永久保存版としてお手元に置いてみてはいかがでしょうか。

 

同じ都道府県の記事

同じカテゴリーの記事

ファイナルアクセス会社サイトはこちら

残り日数で探す

記事ランキング※24時間以内

Final Access Books

注目コンテンツ これが最後です

都道府県から探す