留萌線 礼受駅 廃駅
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JR北海道留萌線の礼受駅(北海道留萌市礼受町48)が95年の歴史に幕を下ろしました。 1921年に開業した礼受駅(れうけえき)は、北海道留萌市礼受町にあった一般駅です。漁港の集落だったという礼受。その地名はアイヌ語の「レウケプ」という、曲がっているという意味に由来するのだそうです。かつては石炭発掘やニシン漁が栄えていたことから、それらの輸送にも活躍をみせました。1面1線の小さな木造の駅舎は、無人駅となったのちに、ヨ3500形車掌車を改造して設置されました。
情緒あふれる佇まいをみせていましたが、人口の減少や過疎化が進み、2016年12月5日をもち、留萌駅-増毛駅間は廃止され、それに伴い廃駅となったのです。日本海を見渡せた礼受駅。人口が栄えていた当時の人々は、心地よい潮風を感じながら列車がくるのを待っていたことでしょう。
(2018年8月執筆)
電車を待つときの景色はこんな感じでしょうか。
反対のアングルからのショットです。
礼受駅に入る留萌線車両です。もう見れない光景かもしれません。長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA