焼酎運搬 トロッコ列車 運行終了
- 乗り物
350年の歴史を持つ串木野金山の坑道は一定の温度と湿度を保ちます。ここを焼酎蔵として活用されている薩摩金山蔵を巡るトロッコ列車が30年の役割を終えて引退します。1988年に運用を開始したトロッコ列車は、金山のテーマパークの観光トロッコを経て、2005年からは焼酎運搬と観光トロッコとして活躍してきました。薩摩藩の栄華を誇った金山の坑道は全長約120km、そのうち700mを観光ルートとして、レトロなトロッコ列車は観光客を地下への探検へと連れて行ってくれました。2018年までの30年間現役として走り続けてきましたが、車体の老朽化に伴い新しい機体へとバトンタッチしました。鉄道ファンから「まだ走れそう」と惜しまれつつ役目を終えました。(2018年4月執筆)