根室本線 島ノ下駅 廃駅
- 乗り物
- 建物・施設
JR北海道根室本線の島ノ下駅が 104年の歴史に幕をおろしました。当駅は1913年に釧路本線(のちの根室本線)の駅として開業した、歴史の深い駅です。特に昭和初期あたりからは駅の近辺にある島ノ下温泉の開発が進んだことで湯治客として訪れる人が増えはじめ、1950年代には同駅を利用する旅客数は年間10万人を超える賑わいを見せていました。
しかし、1960年に温泉の中心的存在だった施設が火災により全焼して以来、徐々に同駅を訪れる人も減っていきます。島ノ下地区の過疎化が進んだことからも利用客が減少。1982年に無人駅となり、現在の駅舎に建て替えられています。ダイヤ改正に伴い、2017年3月3日に旅客扱いを廃止。堂々たる歴史の幕を下ろしました。
(2018年10月執筆)
線路と一体化したようなプラットフォームです。
駅の案内看板は意外に新しい感じです。
長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:CRENTEAR様/PIXTA