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秋田内陸縦貫鉄道 AN-8901号車 引退

  • 乗り物

 秋田県の第三セクター“秋田内陸縦貫鉄道”で活躍したAN-8900形のトップナンバー号車が引退しました。

同車は1989年4月、内陸線鷹巣~角館間の全線開業記念列車としてデビューしました。以来、サロン付きのデラックス車としてイベント運用や「急行もりよし」を中心に活躍したほか、JR線に乗り入れて秋田や弘前などへも入線しました。白地に薄紫とオレンジのラインをまとっています。また先頭はパノラミックウィンドウのため眺めが良く、秋田の内陸部の緑あふれる景色の中を29年間走り続けてきました。

しかし車齢が重なると同時に老朽化が進み、2018年9月24日の急行もりよし号をもってAN-8901号車は引退しました。急行・イベント用のAN-8900形では初の引退車となりましたが、他の車両はまだ在籍しています。そう遠くない完全引退の前に、皆さんも同形式で旅をしてみませんか?

(2018年10月執筆)

 

長い間お疲れ様でした。

PHOTO:PIXTA

 

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