函館本線 北豊津駅 廃駅
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JR北海道函館本線の北豊津駅(北海道山越郡長万部町字豊津)が73年の歴史に幕を下ろします。当駅は、1944年7月1日に国有鉄道函館本線の北豊津信号場として開設しました。砂鉄の採取が盛んになり、数多くの貨物列車が走った時代もあったのだそうです。1987年には駅に昇格をして、北豊津駅となったといいます。
小さな待合室には、赤、青、グレーと、昭和レトロを感じさせながらもカラフルな単椅子が並んでいました。窓の外には、時間を感じさせないのどかな風景が広がります。鉄道ファンにも人気のある当駅でしたが利用客の減少から2016年には廃止の意向という方針の基に、2017年3月4日に旅客扱いを廃止しました。そして再び北豊津信号場という原点に戻る運びとなりました。駅として活躍していた時代をしのんで、一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか?
(2018年9月執筆)
倉庫のような駅舎です。
駅の案内看板にも年期が感じられます。
冬にはこのような光景になります。長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA