石勝線夕張支線 夕張駅 廃駅か
- 乗り物
北海道夕張市にある、JR北海道石勝線夕張支線の夕張駅(北海道夕張市末広2丁目4)が廃駅となります。堂々たる127年の歴史の閉幕となります。夕張駅は、夕張市の産業の変化に伴い、2度の移転が行われた駅でもあります。
1892年、石炭の運搬のため夕張市福住に開業。その後炭鉱の閉山により過疎化が進むと市の産業を観光業へシフトするため、夕張市中心部の本町へ移転されました。後に、リゾート開発によりホテルマウントレースイ前に移転しましたが、1998年に無人化。その後は夕張市の深刻な財政難により維持が困難となりトイレが閉鎖されましたが、道内や道外の企業の支援を得て、トイレの再解放や駅舎の改修などが行われました。一時は無人化となった夕張駅ですが、2007年からはホテルマウントレースイのフロントで乗車券が販売されました。残念ながら、その後は夕張支線の維持が困難となり、2019年3月31日をもって廃駅となる予定です。夕張駅を良く利用していた方、観光で訪れたことがある方は、廃駅前に一度訪れて当時を思い出してみてはいかがでしょうか。
(2018年10月執筆)
石勝線の短い車両が夕張駅のホームにはよく似合います。
冬季にはこのように雪に覆われます。
夜の夕張駅です。長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA