根室本線 上厚内駅 廃駅
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JR北海道根室本線の上厚内駅(北海道十勝郡浦幌町字上厚内)が107年の歴史に幕を下ろしました。
浦幌市街から国道38号線を東に進んだところ、人の気配があまり感じられない山奥に佇んでいた上厚内駅。1910年12月に上厚内信号所として開設されたのが上厚内駅の始まり。上厚内信号場に改称されたのち、1926年には一般駅に昇格しました。
廃止当時の木造駅舎は1953年に改築されたもの。2013年には補修が行われたため状態はかなりよく、昭和の佇まいを残す駅として人気の駅でした。待合室の中には有志の鉄道ファンによるメモリアルスペースも設置されていたようです。しかし利用客がほとんどいないことから2017年3月3日に廃止され、2018年9月から駅舎の解体工事が開始。駅名標や運賃表乗車券保存箱、待合室に置かれていたベンチなど約20点が浦幌町立博物館に資料として提供されました。
(2018年10月執筆)
根室本線の車両と歴史を感じさせる駅舎がとてもよく似合います。
晴れた日の駅舎です。
とても美しい佇まいの駅舎でした。長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA