札沼線 南下徳富駅 廃駅
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JR北海道から札沼線北部区間を廃止する方向性が公表されました。南下徳富駅(北海道樺戸郡新十津川町字花月)もそれに伴って廃止されることになりました。当駅は1956年開業。実に64年の歴史の閉幕となります。
かつては小さな木造駅舎がありましたが、2012年に老朽化のため撤去され、現在は1面1線の単式ホームだけが配置されている独特の景色を見ることができます。周囲は民家もなく延々と石狩平野の田園風景が広がる中に、ぽつんと駅のホームがある光景は日本全国の鉄道ファンを引き付けます。南下徳富駅を愛する人たちによって設置された駅ノートは駅舎があった時代からのもの。1日1往復の秘境駅ではありますが、多くの人から親しまれている駅に最後にもう一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2018年10月執筆)
追記:JR札沼線(医療大学~新十津川間)の廃止日は2020年5月7日。正式決定です。
大地の中にポツンと佇む駅です。
最低限の機能のみの駅なのです。
長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA
VIDEO : 北海道ファンマガジン 様