JR北海道 札沼線(北海道医療大学~新十津川間) 廃線
- 乗り物
古くから親しまれてきたJR北海道札沼線の北海道医療大学~新十津川間が、まもなくその役目を終えようとしています。85年間の鉄路の閉幕となります。
同線はもともと、札幌の一つ隣の桑園から石狩沼田を結ぶ路線として1935年に全通しましたが、1972年に新十津川~石狩沼田間が廃止されて現在に至っています。この度廃止になる47.6kmの区間は「学園都市線」の愛称で親しまれておりますが、利用者が非常に少なく、JR北海道の単独で維持困難な13線区の一つに数えられていました。なお桑園~北海道医療大学間は従来通り継続となり電化もされています。
かねてからJR北海道と沿線の4町間で協議が行われていましたが、2018年10月12日の会合で4町が廃止とバス転換に合意したことで正式に廃止が決定しました。まだ具体的な日程は発表されていませんが、北海道の鉄路が一つ消えてしまう前に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2018年10月執筆)
紅葉の季節です。
初夏の爽やかな大地を走ります。
長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA
追記 JR北海道からの正式発表によると、札沼線北海道医療大学~新十津川間47.6kmは2020年5月7日に廃止されるようです。ただコロナウィルスの影響をうけラストランは2020年4月17日となりました。