日高本線 日高門別駅 廃駅
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JR北海道日高本線の日高門別駅(北海道沙流郡日高町門別本町)が96年の歴史に幕を下ろす可能性があります。当駅は1924年9月、日高拓殖鉄道の駅として開業し、1925年に現在の名称に改称。ホームに待合室はありませんでしたが、1990年に建てられた現在の駅舎の中には、街の特産品を展示しているコーナーやキヨスクがありました。ただし残念ながら現在は閉店しています。駅周辺は住宅街や商店、大きな病院などがありますが静かで落ち着いた環境。駅の横には遊具も設置されている小さな公園もあります。
ただ、同駅から乗車することができる日高本線は2015年に起きた高波により被害を受け、現在は区間運休中。復旧については費用などの目処が立たないと理由で、鵡川駅~様似駅間は2020年頃の廃止を予定しているとJR北海道から発表されています。日高町紋別地区の代表駅のため地域住民からはショッキングなニュースとしてとらえられています。穏やかな雰囲気の日高門別駅に一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2018年11月執筆)
地域の方々の営みの中心でもありました。
この駅看板も取り外されてしまうのでしょうか。
長きに渡り本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA
追記・・日高線の一部区間のバス転換が正式決定しました。2021年の3月をもって当駅は廃駅となります。(2020年8月)
日高門別駅の近くに佇む「いずみ食堂」。仲代達矢氏主演の映画「春との旅」のロケ地になっております。永久保存版の映像として購入されてはいかがでしょうか。