日高本線 清畠駅 廃駅
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JR北海道日高本線の清畠駅(北海道沙流郡日高町字清畠)が96年の歴史に幕を下ろす可能性があります。当駅の開業は1924年。当時は慶能舞駅という名前でしたが、1944年に現在の名称になりました。同駅は、カジカ釣りの穴場である清畠海岸に面しており、ホームに立つと強い潮風を感じられます。周囲には木造の一軒家が多く、郵便局や理髪店など小規模な集落の中に駅舎が建っています。ちなみに、駅舎は非常に小さな建物で豊郷駅と同じ形。そのため「双子の駅」と呼ぶ鉄道ファンもいるとか。
同駅から乗ることができた日高本線は2015年の高波被害により鵡川駅~様似駅間が運休しています。JRバスによる代行輸送が行われていますが、JR北海道によると2020年を目処に同区間を廃止する予定とのこと。清畠駅は、アニメの舞台となったこともある駅で、“聖地探訪”と称して同駅を訪れるファンもおり、密かな人気を誇る駅。今のうちに訪れたほうが良いかもしれません。
(2018年11月執筆)
空と海と大地の完璧なハーモニーです。
この駅名標も見納めです。
長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA
追記・・日高線の一部区間のバス転換が正式決定しました。2021年の3月をもって当駅は廃駅となります。(2020年8月)
WEBアニメ「Candy boy」の舞台になっている清畠駅。ファンの間ではすでに聖地巡礼の場所として有名のようです 。この機に現地を訪問し北の鉄路の歴史を確かめてみてはいかがでしょうか。永久保存版の映像としてお手元に置いておくとよいかもしれません。
VIDEO : 北海道ファンマガジン 様