日高本線 東静内駅 廃駅
- 乗り物
- 建物・施設
JR北海道日高本線の東静内駅(北海道日高郡新ひだか町東静内)が87年の歴史に幕を下ろす可能性が高まっています。1933年に開業した当駅は、競走馬の産地である日高町に位置しています。そのため、ホームに立つと目に入るのは広々とした牧場で、とてものどかな風景を見ることができます。海からも近い同駅の近辺には東静内漁港もあります。地元の釣り人の間ではカジカやアブラコの好釣り場として評判が高く、釣りをしている姿がしばしばみられますし、漁港の近くには潮干狩りができる「アサリ浜」も。家族連れで訪れて楽しいひとときを過ごす人もいるとか。
しかし、東静内駅を通る日高本線は2015年に起きた高波被害の影響により区間運休中。鵡川駅から様似駅間は復旧が困難ということから2020年を目処に廃止となる予定であるため、同駅も鉄道の駅としては87年の歴史に幕を下ろすことになります。同駅にゆかりのある方は、今のうちに足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2018年11月執筆)
歴史を感じられる駅名標です。
長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA
追記・・日高線の一部区間のバス転換が正式決定しました。2021年の3月をもって当駅は廃駅となります。(2020年8月)
VIDEO : 北海道ファンマガジン 様