日高本線 春立駅 廃駅
- 乗り物
- 建物・施設
R北海道日高本線の春立駅(北海道日高郡新ひだか町静内春立)が83年の歴史に幕を下ろす可能性が高まっています。1933年に開業した春立駅(北海道日高郡新ひだか町静内春立)。元々は小さな集落の中にある有人駅として建てられた駅でしたが、JR北海道に継承されたのちに無人駅となっています。海岸線のすぐそばに建っているため、駅に降り立ってから数分ほど歩くだけで海に出ることが可能であるほど、日高本線の中でも特に海に近い駅です。また、同駅には昭和の雰囲気を感じさせる「ハエタタキ」と呼ばれる電柱が建っています。これはひと昔前に使われていた電柱ですが、全国的にほとんど撤去されているもの。しかし、春立駅から日高東別駅の間ではたくさん見ることができるため、鉄道ファンの心をくすぐるポイントでもあるようです。
日高本線は、2015年の高波被害を受けて以来区間運休が続いていますが、2020年を目処に、運休中の区間を廃止する予定と発表されています。同駅も、83年の歴史にピリオドを打つ瞬間が近づいている可能性が高いと言えるでしょう。昭和を感じる風景を見に、足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2018年11月執筆)
沢山の思い出が詰まっています。
この駅名標に残された時間もわずかです。
長きに渡り本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA
追記・・日高線の一部区間のバス転換が正式決定しました。2021年の3月をもって当駅は廃駅となります。(2020年8月)
VIDEO : 北海道ファンマガジン 様