阿蘇山ロープウェー 阿蘇山西駅/火口西駅 解体
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阿蘇市で運行する阿蘇山ロープウェーの駅舎(熊本県阿蘇市黒川808-5)と、ロープの支柱が解体・撤去されることになり、60年の歴史に幕を下ろすことになりました。現在は工事中で来春までには撤去を終える計画です。
1958年4月に開業した阿蘇山ロープウェーは、中岳第1火口近くの火口西駅と麓の阿蘇山西駅をつなぐ858mの長さ。毎年40万人から50万人が利用していました。しかし2016年4月に起きた熊本地震で、阿蘇山ロープウェーの阿蘇山西駅、火口西駅と、駅舎間にある4本の支柱にヒビが入ってしまいました。阿蘇山ロープウェーは阿蘇の風物詩。のどかな風景の象徴でしたが、2016年の熊本地震の爪痕は大きく、またひとつ阿蘇山から貴重な思い出が消えて行きます。今の阿蘇山をもう一度見ておきたい方は、ぜひ阿蘇山を訪れてみてはいかがでしょうか。
(2018年11月執筆)
晴天の時には素晴らしい青空が広がります。
この鉄柱も解体されるようです。
長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA
追記:2019年12月、正式に阿蘇山ロープウェイの廃止が決定したようです。61年の堂々たる歴史の閉幕です。