有楽町スバル座 閉館
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東京都の有楽町にある老舗映画館・有楽町スバル座(東京都千代田区有楽町1丁目10-1)が2019年10月中旬頃に閉館することになり、70年を超える歴史に幕を下ろすことになりました。
同館が開館したのは1946年。長い歴史の中で多くの洋画の興行を行ってきた中、“スヌーピー作品の上映館”としても知られています。有楽町駅から歩いて1分というアクセスの良さからも、度々通っていた人も多かったのではないでしょうか。1953年には火災によりいったん消失したスバル座でしたが、13年間の空白期間を経て、1966年の現在のビル竣工後に再生、復活したという歴史を持ちます。
同館は全席自由席で、入れ替え製はなし、という今時珍しい映画館です。席の移動も自由ですし、一日中いることもできるという昔ながらの形態のファンも多く訪れていました。残念ながら閉館することに決まってしまった有楽町スバル座ですが、閉館までの間にもう一度足を運んで、大好きな映画を見た思い出にひたってみてはいかがでしょうか。
(2019年3月執筆)
長きに渡り本当にお疲れ様でした。
PHOTO:i-flower様/PIXTA