JR関西線 新堂駅旧駅舎 解体/取壊
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三重県伊賀市のJR関西本線の新堂駅にある旧駅舎(三重県伊賀市新堂中出318)が2019年9月に取り壊されます。
同駅は伊賀の山々に囲まれた丘陵地帯に1921年開業。かつては単式ホーム島式ホーム混合の2面3線がありましたが、列車本数の減少に伴い2002年に現在の島式ホーム1面2線となり、ホーム上に切符売り場のみの簡易駅舎が建てられました。その後、単式ホーム跡には開業当初からの平屋の駅舎が残ったままで、待合所として利用されていました。
旧駅舎は簡易駅舎よりも大きく、瓦ぶき屋根や「新堂駅」と墨書きで書かれた木の駅名板などが長い歴史を感じさせます。昭和時代には旅客以外に貨物も扱っていたため5人前後の駅員が常駐し賑わっていたという同駅。解体後の跡地の利用は未定ですが、駅名板は京都鉄道博物館で保存されることが決まっているそうです。
(2019年9月執筆)