JR九州 長崎駅 取壊/改築/高架化
- 乗り物
- 商業施設
- 建物・施設
JR九州長崎駅(長崎県長崎市尾上町)が取り壊されます。在来線高架化に伴うもので、現行の駅舎や線路、駅ビル等はすべて姿を消すことになります。
現長崎駅の開業は1905年。1897年の浦上駅付近に存在した当初の長崎駅から路線伸張されたことで、現在に位置に開設されたという歴史を持ちます。その後、原爆投下による焼失や老朽化に伴う建替えなどを経て、2000年に現在の駅舎が建設されました。
施設の老朽化、バリアフリーへの対応や踏切問題の解消等様々な問題を解決する方向性で長崎駅の周辺は一体となって再整備されることになりました。
「子供の頃からの景色が消えてしまうことはとても寂しい。でもこれが時代の流れなのでしょうか。今まで本当にありがとうございます」。長崎市民の声です。
開業が予定されている九州新幹線西九州ルートを視野に入れた周辺整備事業は着々と進んでいるようです。歴史と思い出の詰まった現駅ビルや駅舎、線路などはこの新しい施設に役割を引き継ぐことになります。
(2020年4月執筆)
当たり前であった景色にも永遠のお別れです。
沢山の思い出をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
長きに渡り本当にお疲れ様でした。
PHOTO:kattyan様
美しい九州の鉄路の記憶を探ってみてはいかがでしょうか。