白糠線 上茶路駅 廃駅
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日本国有鉄道_白糠線の上茶路駅 (北海道白糠郡白糠町上茶路基線)が廃駅となったのは1983年10月23日です。白糠線の廃線に伴い廃駅になりました。
1964年に日本国有鉄道白糠線が開通。このタイミングに合わせて上茶路駅が開業しました。ここが当駅の歴史の始まりです。その後、1970年の雄別炭鉱上茶路鉱閉山、1974年の簡易駅化、1978年の貨物取扱廃止等の歴史を経て1983年の白糠線の廃線に伴って廃止となりました。
「上茶路」という駅名は茶路川の上流に位置するということを由来とするようです。島式ホーム片面使用の1面1線の地上駅。貨物取扱の名残である側線も存在していたようです。当初は有人駅舎でしたがその後は無人駅となり、近隣の個人に簡易委託され乗車券はここで販売されていたようです。
廃駅からかなり時間が経過し、駅付近は林に囲まれております。初夏の季節には美しい緑色に包まれ幻想的な雰囲気を醸しだします。現在においても鉄道ファンや写真愛好家などが訪れる上茶路駅 。確かにここに人々の営みが存在した。歴史の重みを証明する駅が静かに佇みます。
(2020年4月執筆)
確かにここは電車のプラットフォームです。
人口の構造物であるにもかかわらず自然に同化しているかのようです。
確かにここに駅が存在した。その証が残っています。
PHOTO:hina様