横浜市役所庁舎 閉庁/機能移転
- 建物・施設
横浜市役所庁舎(愛称:横浜市庁舎)が2020年5月22日をもって閉庁しました。長年の利用による老朽化が進み、また業務が拡大したことにより手狭となったことを主な理由とするようです。
同庁舎の完成は1959年。横浜開港100年記念事業のひとつでした。以来、60年以上にわたり同地にて横浜市政の中心としての役割を果たしてきました。設計は、著名建築家の(故)村野藤吾氏。エントランスホールの吹き抜けの空間が特徴的で、開放感のある作りが市民にも好評でした。外壁のレンガのタイルは格式があり美しく地域の景色に調和していました。戦後の横浜の経済発展を見つめ続け、地域を守ってくれたビルと言えそうです。
「いままで本当にありがとう。子供の頃から数え切れないくらい沢山の思い出があります。長年に渡り、お疲れ様でした。」
横浜市民の言葉です。
(2020年5月執筆)
長年に渡り、地域の大切な景色の一つでした。
歴史を感じさせる建物でした。
長きに渡り本当にお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA
この機会に村野藤吾氏の作品に触れてみてはいかがでしょうか。複数の書籍があるようです。