小田原市立図書館 閉館
- 建物・施設
2020年3月31日をもって小田原市立図書館(神奈川県小田原市城内7-17)が半世紀以上に渡る歴史に幕を下ろしました。
1959年に開館し、昭和レトロの雰囲気を色濃く残す同館は学校の校舎のような内装をしています。当初は開館時に寄付をした小田原市出身の名士の名から「星崎記念館」と呼ばれており、市民の憩いの場として様々なイベントや展示会に利用され、親しまれてきました。小田原城跡地である小田原城址公園に位置するため迫力ある天守閣を眺望でき、四季折々の風景が見られる点も魅力の一つです。
近年は老朽化が目立ち、国指定史跡のため建て替えはできず閉館を余儀なくされました。閉館後は同市内に新築される図書館等へ蔵書を移され、61年の歴史を終えています。この場所に思い出のある方は、もう一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2020年5月執筆)