Final 2003年6月30日 記事渋谷東急文化会館 閉館/取壊のイメージ画像 History 47年

渋谷東急文化会館 閉館/取壊

  • 商業施設

渋谷東急文化会館(東京都渋谷区渋谷2-21-12)が2003年6月30日をもって長年の営業を終了し、そのあと解体されました。

当駅の開業は1956年。坂倉準三氏の設計です。地下1階地上8階建の建物でした。中には渋谷地域で最も古い歴史を有する映画館や、長嶋茂雄氏が贔屓にしていた理容室、打ち合わせの定番「ユーハイム」などの人気テナント店舗を有し、特に屋上の「五島プラネタリウム」が時代を代表する人気施設であった時期もありました。東急東横線の改札口から段差なしでアクセスできる利便性の良さもあり、集客力が非常に強い人気ビルでした。

長年、東急グループの渋谷文化戦略を中心拠点として機能してきた同ビル。長年の重責を果たしその役割はその後の「Bunkamura」、「渋谷マークシティ」などに受け継がれてゆきます。

「後年は渋谷が荒れてしまった部分もあるんだけれど、このビルが渋谷の中心であった最盛期はとても品がよくてカッコよかった。私の人生を楽しく彩ってくれた建物なんです。私の人生の大切な部分を占めます。長きに渡り本当にありがとう。」

60歳代男性の言葉です。

(2020年5月執筆)

 

地域で最古の映画館が構えていました。

 

懐かしい記憶が呼び起こされるという声が届いております。

 

長年に渡り、地域の灯であり続けてくれました。本当にありがとうございます。

 

PHOTO:t2kaori

 

お写真を提供いただいた「t2kaori」様より暖かいメッセージを預かっております。多くの方に共感頂ける、そんなメッセージです。次のページへどうぞ。

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