阿佐海岸鉄道 ASA-101しおかぜ/ASA-301たかちほ 引退
- 乗り物
2020年度をもって、1992年に開業した阿佐海岸鉄道の人気ディーゼル車両「ASA-101 しおかぜ」と「ASA-301 たかちほ」がDMVと交代のため引退することになりました。
阿佐海岸鉄道は、四国の南東にあるわずか8.5kmの小さな鉄道。海部~甲浦間を結ぶ阿佐東線を走る両車両は、親しみやすいイラストとカラ―が特徴の短い列車で、サンゴ礁のきれいな海の側を走行しています。人口が少ない場所柄、乗客誘致のためこれまで様々なイベントを開催。春には車内をピンクのイルミネーションで彩った「お花見列車」、梅雨時期には手作りのてるてる坊主や紫陽花を散りばめた「てるてる坊主列車」を走らせるなど乗客を楽しませる工夫がされていました。
28年間に渡り人々を目的地まで楽しく運んできた同車両。世界初となる陸路走行DMVの導入を間近に控える阿佐海岸鉄道 ASA-101 しおかぜ、ASA-301 たかちほの歴史は今後も語り継がれるでしょう。同車両にゆかりのある方は、引退前にもう一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2020年8月執筆)
いままでありがとう。こんな声が絶えません。
地域住民にとって当たり前の景色でしたが、これからは美しい思い出の景色になります。
PHOTO:PIXTA
阿佐海岸鉄道の映像は将来貴重なものになりそうです。購入は早めのほうがよいかもしれません。
VIDEO : Tokushima Press Video 様