Final 2020年12月27日 記事広島市現代美術館 休館/全面改修のイメージ画像 History 31年

広島市現代美術館 休館/全面改修

  • 文化・教育施設
  • 建物・施設

広島市現代美術館(広島市南区比治山公園1-1)が2020年12月28日で休館し全面改修工事が開始されます。開館は1989年、設計は著名建築家の黒川紀章氏。比治山の高台に美しく佇みます。主に現代美術や若手アーティストの作品を扱う当館は日本全国からファンが訪れる人気美術館です。古代ヨーロッパの広場のようなアプローチ、美しい三角屋根などその形状は個性的。建設素材にもこだわりが見られます。低い場所には自然石、磨き石などの古典的な伝統素材。高い場所にゆくにつれてタイル、アルミなどの現代素材を利用しているようです。

当館が掲げるのは3つの基本方針。「主として第二次世界大戦以降の現代美術の流れを示すのに重要な作品」、「ヒロシマと現代美術の関連を示す作品」、「将来性ある若手作家の優れた作品」です。この基本コンセプトに沿う形で美しい芸術作品が展示されます。カフェやライブラリーなども併設され、地域住民にも開かれた施設ですが、広島市は国際平和文化都市として比治山公園を「平和の丘」に整備する計画を持っております。美術館の改修はその計画の要としての位置づけ。この改修においては美術館としての基本的機能やデザインの変更なども伴うようです。

「この美術館にはよく足を運びました。ビデオインフォメーションやビデオサインなど当時では先端の装置がエントランスに置かれていました。確か公衆電話もありました。公的な美術館なのに先鋭的な現代アーティストの作品を展示されているところが特にお気に入りだったのです。きっと素敵な姿になってもどってきてくれるとおもいます。でも今まで沢山の思い出をくれた在りし日の広島市現代美術館にこそ、いままでありがとうとお伝えしたいです。」東京都のアートファンの声です。

(2019年9月執筆)

 

日本の伝統的な蔵を彷彿とさせる三角の屋根です。

 

古代ヨーロッパの広場のようです。

 

沢山の思い出を与えてくれました。本当にお疲れ様でした。

PHOTO:PIXTA

 

当館の設計者の黒川紀章氏。その設計手法の中心は「スケッチ」であったようです。この機に黒川紀章氏のスケッチに触れてみてはいかがでしょうか。

永久保存版としてお手元に確保しておいてもよいかもしれません。

 

地図はこちら

同じ都道府県の記事

同じカテゴリーの記事