特急 有明 引退
- 乗り物
特急「有明」(JR九州)が引退を迎えます。JR九州の発表によると2021年3月13日のダイヤ改正を最後に特急「有明」はその半世紀の歴史に幕を下ろします。
特急「有明」の運転開始は1967年。九州の西側を貫き、福岡と鹿児島の都市間を結ぶ特急列車として、九州を代表する旗艦列車となります。その後、国鉄分割民営化後の「スーパー有明」の運行、運転区間の短縮(福岡~熊本間。1992年)などの歴史を繋ぎます。2011年には九州新幹線(博多~鹿児島中央間)が全線開業し、特急「有明」は席を譲る形でその場所を退き、新たに朝の通勤通学特急としての役割が与えられます。
「特急有明。この名前は九州のオールド鉄道ファンならだれでもよく知る列車です。かつては全九州の看板列車だったのですから。最近はすっかり姿を見れなくなってしまいましたが、朝一の通学通勤便で学生・社会人の足となっております。引退と聞いてとても寂しい。朝7時台の通勤特急に乗って、最後にこの名車との思い出を作ります。」福岡県在住の鉄道ファンの言葉です。
引退まですこし時間があります。早起きをして、思い出の名車との最後のお別れをしてみてはいかがでしょうか?
(2021年3月執筆)
481系赤スカート「有明」です。
581系「有明」です。
長きに渡りお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA
将来貴重な映像になりそうです。
永久保存版の映像としてお手元に確保されておいてはいかがでしょうか。
VIDEO : 813鉄道ch 様