留萌本線 瀬越駅 廃駅
- 乗り物
留萌本線(JR北海道)の瀬越駅(北海道留萌市沖見町1丁目)が90年の歴史に幕を下ろしたのは2016年12月5日のことです。
当駅は、1926年に鉄道省留萠線の瀬越仮乗降場として開業しました。ここが創設起源となります。その後、日本国有鉄道への移管(1949年)、瀬越駅への昇格(1969年)、国鉄分割民営化(1987年)などの歴史を繋ぎます。
単式ホーム1面1線。線路の東側にホームを有し、転轍機がない棒線駅でした。ホーム北側に待合所も設置されてありました。アイヌ語で「腕のように曲がった場所」という意味が駅名の由来とする説もありますが正確な詳細は不明です。
「若き日に足を伸ばした北の大地の一人旅。この駅からの夕日の美しさは一生忘れないと思います。べニア版がかぶさったかつての待合室が寂しさを引き立てますが、在りし日の美しい営みを忘れることはありません。」関東圏在住の鉄道ファンの言葉です。
(2021年1月執筆)
この待合所にどれほどの物語が詰まっているのでしょうか。
北の大地らしい美しい駅でした。
べニア版が外されるときを期待したいと思います。
PHOTO:PIXTA
永久保存版としてお手元に確保されてはいかがでしょうか?
VIDEO : 『無慈悲な真実の風景』 by INTERURBAN6304 様